【サイト運営者】マサヒロ
とあるウェブ製作管理を行っている企業で管理者をしている人間です。
クライアントへメールアドレスの重要性について説明することが増えたためサイトとしてまとめました。
これから起業する方などの参考となれば幸いです。
有料メールアドレスの重要性
仕事で求められるメールアドレス
有料のメールアドレスを取得したいと思う人は意外と多く存在します。
具体的には下記のような理由。
【有料メールアドレスを使う理由】
- 起業にあたり信用性を高めるため
- 仕事でフリーメールはご法度だと聞いたから
- 自分の好きなドメインのメールアドレスでアピールしたい
など、やはり仕事の関係で有料のメールアドレスが求められるようです。
実際に「今はYahooメールやgmailで十分」と声高々に主張する人もいますが、それはあくまで使っている本人が勝手に思っているだけ。
お金をかけて用意したアドレスを使う人から見たら「そんな手間(お金)も掛けられない人間(会社)なのか?」と思う人がいるのも事実です。
起業準備中の人、フリーランス・個人事業主などはなおさら。
「まぁフリーのアドレスでもいいよね、便利だし」
そう言って許されるのは「有料のアドレスを持っている人」だけではないでしょうか。
ビジネスをやる以上、TPOで臨機応変に使い分け出来ることがマナー。
誰かれ構わずフリーアドレスで対応していたら、自ら自分自身の株や信用を下げているのと同じです。
有料メールアドレスを作る前に
種類と違いを理解する
有料メールアドレスとは大きく分けて2つあります。
- 有料のサービスに付帯してくるアドレス
- サーバー・ドメインを取得し利用するアドレス
1番の「有料サービスに付帯してくるアドレス」とは、インターネットプロバイダに契約した際に使えるアドレスなどです。
プロバイダとはインターネット目的で契約しているはずですが、契約しないと使えないメールアドレスともいえますよね。
こちらのアドレスは@以降がプロバイダの定める文字しかないため、言わばYahoo!メールやgmailと変わりません。
そして、2番の「サーバー・ドメインを取得し利用するアドレス」が今回の本命です。
例として「オリジナル(Original)」というお店・屋号・会社を持っていたとしましょう。
サーバーを借りてドメインを取得すると下記の様なメールアドレスを作る事が可能。(一例です)
【独自ドメインによるメールアドレスは見た目がスマートになる】
- info@original.jp
- support@original.jp
- hasegawa@original.jp
なんだかカッコいい感じがしますよね。
もしこれがフリーメールだと下記みたくなります。
【フリーメールだとアドレス名の自由度が下がる】
- original@yahoo.co.jp
- original@gmail.com
違いは一目瞭然。
Yahooやgmailなどの文字列が@以降にくっついてきてスマートじゃないんです。
おまけに用途別・名前別のアドレスを作るのも一苦労ですよね。
【人が増えたり、サービスごとに作る場合面倒な事に・・・】
- original_info@yahoo.co.jp
- original.hasegawa@gmail.com
長くて打ちにくいですし、スマートじゃありません。
ドメインは更新すれば一生使える
ドメインはドメインの取得・管理をしている会社から取得します。
多くはレンタルサーバーを管理している会社が一緒に行っている場合が多く、これらはセットと考えると良いでしょう。
また、ドメインは同じものが2つとありません。
要するに早い者勝ち。
取得できたドメインはちゃんと更新する事で誰にも横取りされることがないため、半永久的に自分だけのドメインとなるのです。
(更新せずに失効させてしまった場合、隙をついて誰かが取得することも)
なんだか物件みたいで面白いですよね。
ちなみに人気のある言葉などは現在ほぼ埋まっている状態。
先ほど例えで出したドメインも誰かが取得してしまっています。
そんな時は下記のように文字列に工夫を加えて試してみると良いでしょう。
- original.jp⇒取得不可
- ori-ginal.jp⇒取得可能
- 0riginal.jp⇒取得可能
- original.org⇒取得可能
2番はハイフンを入れたもの、3番はoを0(数字のゼロ)にしたものです。
4番は.jpではなく.orgになってますよね。
ドメインの中でもドット以降のcomやnet、jpなどをトップレベルドメインといい、ここが違うのであればドットの前が同じでも違うものと見なされます。
下記は全部同じ様に思えますが、トップレベルドメインが違うため別物として存在できるのですね。
- original.jp
- original.com
- original.net
- original.org
有料メールアドレスを作る手順
【ステップ1】レンタルサーバーを契約する
先程はドメインのお話をしました。
そのドメイン名が取得できるかどうかは後で調べられるので、次はレンタルサーバーの解説をしますね。
レンタルサーバーとは月額(或いは年額)を支払って借りる「ネット上にある自分の部屋」だと思ってください。
契約したレンタルサーバーに取得したドメインを関連付ける事で、部屋(サーバー)までの住所(ドメイン)のような役割を果たすということ。
1つのドメインを取得すると、ウェブサイト用とメールアドレス用に振り分ける事ができます。
例えば「original.com」というドメインを取得したとしましょう。
- ウェブサイトへアクセスする場合は「https://original.com」
- メールアドレスを作る時は「好きな文字列@original.com」
簡単に説明するとこのような振り分け方になるのです。
そして、振り分けたデータの保存先がレンタルサーバーであり、これを借りない事には何も出来ません。
【共用サーバーと専用サーバー】
多くのレンタルサーバーサービスは「共用サーバー」と呼ばれるタイプです。
これは例えるなら集合住宅であり、1つのサーバーに複数人のユーザーデータが格納されている状態。
その逆にある「専用サーバー」は1つのサーバーを丸ごと1人のユーザーが借り上げるタイプ。一軒家みたいなものですね。
専用サーバーは維持費がものすごく高く大半の事業主(自社サイトが欲しい・メールを使いたい)には必要ありません。
しかし、安すぎるレンタルサーバー(月額数百円など)は安定性や機能面で不安が多いため、ある程度のレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
価格相場にすると月額1,000円以上であればまず大きなストレスは感じないでしょう。
【ステップ2】契約したレンタルサーバー会社でドメインを取得
次に契約したレンタルサーバー会社でドメインを取得します。
最初に言っておくと、必ずしも契約したサーバー会社でドメインを取らないといけない訳ではありません。
でなければ、他社のサーバーに乗り換えたい時大変ですからね・・・。
ただ、今回初めてサーバーを契約する人も多いと思いますから、1番お手軽な方法として「サーバー契約とセットでドメイン取得」となります。
サーバー契約の前後で独自のドメインを取得する画面が出てきますから、それを使うことでスムーズに取得できるでしょう。
どこのレンタルサーバーを使うかによって画面はことなりますが、下記のような手順となります。
まずは取得できるドメインの検索からスタート。
既に入力ボックスに「original」と入っていますが、ここに取得したい名前を入れます(英数字)
そして右側にあるチェックボックスはトップレベルドメインですね。
ではこれで検索をかけてみます。
私が検索した時点での結果は「original.co.jp」のみが取得可能、他は全部取得されているという結果でした。
【ステップ3】メールアドレスを作成する
お望みのドメインを取得できたら、サーバーに関連付けてメールアドレスを作ります。
この部分に関してはレンタルサーバー提供会社ごとに操作が変わるため省略させて頂きます。
【ステップ4】メーラーソフトに情報を入力する
メールアドレスが完成したら、それをお使いのメーラーソフトに反映させます。
メーラーソフトとはメールを送受信するソフトの事であり「Thunderbird(サンダーバード)」や「Windows Live メール」「Opera Mail」が有名ですね。
これらに作成したメールアドレスと、契約したサーバーの情報を入力します。
※エックスサーバー管理画面の例
上記のようにサーバー管理画面でメールソフトに必要な情報が見れます。(どこを見れば良いかはサーバー提供会社によって異なります)
また、今は「ウェブメール」といってメーラーを使わずにメールを送受信する機能を持っているレンタルサーバーもあります。
これならメーラーを使わなくても、いつでもどこでもメールが見れるので便利ですよね。
独自ドメインメールにおすすめのレンタルサーバートップ3
それでは独自ドメインメールアドレスを使うためのおすすめレンタルサーバーをご紹介します。
正直な所、月300円程度から借りられるレンタルサーバー会社がたくさんあるのですが、私はお客さんにそのようなサーバーは勧めていません。
なぜなら「安定性に欠ける」「表示が重い」「わかりにくい管理画面」など、お客さんだけではなく運営する人にも手間がかかってしまうため。
個人が趣味で作るサイトやブログなら良いのですが、ビジネスですから何より快適性や効率を求めるべきですよね。
「しっかりしたサーバーでビジネスの足場を固めていって欲しい」そう考えています。
エックスサーバービジネス
法人から個人まで幅広いユーザーを抱えるエックスサーバー。
お手頃な価格でありながら、管理画面の使いやすさやサーバーの信頼性が抜群に高いのが人気の秘訣です。
そのうえプレゼントドメインキャンペーンで維持費のかかるドメインも「サーバー契約中はずっとタダ」というのも嬉しい所。
独自ドメインメールだけではなく、今後「会社サイト」や「会社ブログ」などを運用していきたい法人・個人におすすめ。
ちなみにこのサイトもエックスサーバーで運用されています。
エックスサーバービジネスをご利用のクライアントレビュー
【美容室オーナー N様】
法人として運営し始めたため新たに「.co.jp」ドメインでメールアカウントとウェブサイトを用意しました。
「.co.jp」だと大企業のようなイメージがあり名刺やウェブサイトにも泊が付いた気がします。
このようなドメインがサーバーと一緒に取得でき管理の手間もない所が良いですね。
サーバーについて詳しい事はわからないのですが、動作や反応もキビキビでストレスは感じません。
【フリーランス イラストレーター O様】
今までメール連絡や作品集サイトを無料サービスで使っていました。
ですが、無料サービスは広告表示や設定が煩わしく「自分だけのメールアカウント・サイトが欲しい」と思いこのサーバーに決めました。
スマートなメールアドレスやサイトアドレスには愛着が湧きますね。
特に「.jp」ドメインは結構高いので、それが0円というのが決め手です。
WebARENA SuiteX
NTT PCが展開するレンタルサーバーサービス「ウェブアリーナ・スイートエックス」
「安定性」「高セキュリティ」「サポート」の三本柱でガッシリとビジネスを支えます。
特に「メールウイルス」や「ウェブ改ざん」といったインターネットリスクを未然に防ぐのはもちろん、万が一の事態に備えて「定期自動データバックアップ」といった機能も完備。
ビジネスによる情報漏えいは今後常に意識していかなければいけないポイントですよね。
WebARENA SuiteXをご利用のクライアントレビュー
【ネット通販サイトオーナー I様】
大手ショッピングモールに出店していますが、自社ECサイト立ち上げのために選びました。
レンタルカートを使わずにネットショップを構築するにあたり、こちらの高セキュリティサーバーが魅力的でした。
顧客情報を預かるため、ある程度の月額を覚悟していましたが、びっくりするくらいお手頃でしたね。
NTTブランドがこの月額で使え、レスポンスにも全く不満ありません。良かったです。
【建築設計事務所 H様】
昨今様々なネット問題があるため、少しでも信頼のおけるサーバーを使いたいとNTTにしました。
また、昔働いていた職場のメールが不安定で不便だったことも理由です。
今でもメールでのやりとりが多いため安定性のあるNTTを選んで正解でした。
安いサーバーも様々あり魅力的ですが、担当者さんの言う通りある程度の月額の方が良いと思います。
CPI レンタルサーバー
KDDiグループが運営するCPIレンタルサーバー。
法人サーバーとしての実績も多く、サポート体制にも定評があります。
シェアードプランの場合は1プランのみ月額3,800円(12ヶ月契約)とシンプルな価格設定もわかりやすいですよね。
10日間の無料お試しもありますが、ドメインは別に取得する必要があります。
CPI レンタルサーバーをご利用のクライアントレビュー
【整体院経営 U様】
私個人としては聞いたことの無い会社でしたが、KDDIグループかつ安定性に優れていると聞いて決めました。
10日間のお試しと、初期費用0円も良かったと思います。
メールアカウントの設定は特に問題なくできました、サイトの反応にも不満は全くありません。
これからサイトブログの更新を頑張っていきたいと思います!ありがとうございました!
【デザイン事務所経営 F様】
CPI レンタルサーバーは法人に対応した安定性の高いサーバー運営に好感が持てました。
特に自然災害の多い日本でも高レベルで安全性が確保されているという点において、ビジネス利用での安心感があると思っています。
各社員のメールアカウントもしっかり管理でき、サイトに画像をたくさん使っても表示速度に全然問題ありません。
これから先も使い続けると思います。
レンタルサーバー契約のよくある疑問
法人向けは法人だけ?自営業(個人事業主)はダメ?
法人向けと書いてあるレンタルサーバーだとどうしても「法人のみ」と思っちゃいますよね。
しかし、法人だけではなく自営業(個人事業主・フリーランス)も契約可能であることがほとんど。
「法人じゃないのに契約したら規約違反で罰則がある」なんてこと基本ありません。
(でも法人じゃないのに法人だと虚偽の申告をするのはダメですよ!)
法人向けは手厚いサポート体制が充実しているため、個人事業主でも積極的に検討して問題ありません。
法人でも自営業でもなく、趣味で独自ドメインメールアドレスが欲しい
その場合は格安のレンタルサーバーも検討したくなりますよね。
月額100円〜500円程度のレンタルサーバーもありますが、総じて使い勝手はよくありません。
しかし、中には「個人で使うなら当たり」と言えるレベルの格安レンタルサーバーもあるのです。
一例を挙げるならスターサーバー(スタンダードプラン)です。
スターサーバーはエックスサーバー傘下の企業ネットオウルによるサービスであるため、管理画面などの仕様はほとんど違わず使い勝手が良いです。
スターサーバーは月額400円で要領100GB!さらにマルチドメイン無制限!
『スターサーバー』料金そのままで契約期間が《2倍》! 「契約期間倍増キャンペーン」開催中!
■キャンペーン期間
2021年10月7日(木)18:00~2021年11月4日(木)18:00
■キャンペーン対象】
期間中に新規にお申し込みのスターサーバー
「ライトプラン」「スタンダードプラン」「ハイスピードプラン」「エンタープライズプラン」
■キャンペーン内容
「6ヶ月」以上でご契約なら、
料金はそのままで、契約期間が《2倍》!
詳細は公式サイトの内容をご確認ください。
ドメインは同じネットオウルの「スタードメイン」を使うことで、新規取得時にネットオウルポイントをもらうことが可能。
このポイントはサーバー料金の支払いに当てることができ、ランニングコストをよりお得にできるのが魅力です。
スタードメインはドメイン取得でポイント獲得!サーバー料金の支払いに当ててお得に!
ビジネスで運用する場合はセキュリティやサポートを徹底した先ほどのトップ3がおすすめですが「個人でも少し背伸びした運用をしたい!」と思うならスターサーバーは間違いなく使えるサーバーです。
有料メールアドレスを作成する時のおすすめサーバーは?
プレゼントドメインと設定代行サポート無料のある「エックスサーバービジネス」が超安定
サーバーを借りたりドメインを取ったりという作業は慣れないと面倒です。
そんな面倒を極力抑えるための設定代行サポートも無料でしっかりしているのがエックスサーバービジネス。
主に法人向けとしていますが、個人事業主や個人の方でも利用可能です。
- 独自ドメインの設定をしてほしい
- メールアカウントを作ってほしい
- 他にもわからないことを聞きたい・対応してほしい
などなど、サイト運営で強力なサポートが受けられる点は大きなメリットですね。
このサイトもエックスサーバーですが、気になることの問い合わせなどにも丁寧に返事をくれるので気に入っています。
プラン | 月額利用料金(12ヶ月契約) | 初期費用 | お試し期間 |
---|---|---|---|
B10 | 3,800円+消費税 | 15,000円 | 10日間 |
B20 | 7,600円+消費税 | ||
B30 | 11,400円+消費税 |
エックスサーバーは基本的なスペックはかなり高く、プランも一番下のB10で必要十分です。
無料SSLや自動バックアップもあるのですが、初期費用が高めなことがデメリット。
しかし、初期費用も「半額キャンペーン」を定期的に行っているため、そのタイミングを狙えればほぼ最強です。
さらにエックスサーバーの良いところはドメインプレゼントキャンペーンがあるという点。(キャンペーンは不定期)
エックスサーバーを契約している限り、プレゼントドメインはずっと無料で使い続けられるのがポイントです。
プレゼントドメインで選べるのは下記の種類。
.jp / .com / .net / .org / .info / .biz / .co.jp※ / .or.jp※ / .ne.jp※ / .gr.jp※ のいずれか
普通に取得すると維持費が高いjpドメイン(取得と更新で毎年2,500円くらいする)などもプレゼント対象になるので美味し過ぎます。
【公式サイト】エックスサーバービジネス